omrpc-register - OmniRPCレジストリの操作を行います。
omnrpc-register [-path reg_path] [-show|-help|-clear|[-register|-remove] rex_prog]
リモート実行プログラムのレジストリへの登録、レジストリから削除を行いま す。また、現在のレジストリを表示することもできます。
omrpc-cc - OmniRPCプログラム コンパイルドライバ
omrpc-cc [options] [file.idl][file.c ...]
OmniRPCプログラム用のコンパイルドライバーです。 OmniRPCに必要なライブラリをリンクする他、引数中にIDLファイルがある場合 には、そのILDファイルに対するリモート実行プログラムを作成します。
クライアントプログラムを作成する場合には、Cコンパイラと同様に使う ことができます。例えば
omrpc-cc -o foo foo.c goo.oCコンパイラにより、foo.cをコンパイル、goo.oとリンクし、fooという実行ファ イルを作ります。この際、OmniRPCに必要なincudeファイル、およびライブラ リは自動的に設定されます。なお、Cコンパイラと同様に-oが指定されない場 合には、オブジェクトはa.outになります。
引数のファイル中に、.idlの拡張子を持つIDLファイルがある場合には、これ からOmniRPCのリモート実行プログラムが生成されます。r名前は、同じ名前に .rexの拡張子がついたものになります。例えば、
omrpc-cc bar.idl goo.oこの場合は、bar.idlからbar.rexが生成されます。goo.oは、リモート実行プ ログラムにリンクされるライブラリです。
omrpc-gen - OmniRPCスタブ生成プログラム
omrpc-gen [file.idl][file.c]
IDLファイルfile.idlから、スタブプログラム(C言語) file.cを生成します。 IDLファイルが省略された場合には標準入力から、スタブプログラムの引数が 省略された場合には標準入力に出力します。 通常、IDLファイルは拡張子.idlを使います。スタブプログラムのソースは、 拡張子.rex.cを用いて、スタブプログラムをコンパイルして得られるリモート 実行プログラムは拡張子.rexを用います。
このプログラムは通常、OmniRPCコンパイルドライバomrpc-ccから呼び出され、 直接使うことはありません。スタブソースプログラムを直接コンパイルする場 合には、install directoryの下にあるinclude directoryをインクルードパス に指定しなくてはなりません。また、リモート実行プログラムを作るにはスタ ブ用のライブラリlibomrpc_stub.aとlibomrpc_io.aをリンクする必要がありま す。したがって、INSTALL_DIRをinstall directoryとすると、以下のコマンド でコンパイルしなくてはなりません。
cc -o foo.rex -IINSTALL_DIR/include foo.rex.c ... -LINSTALL_DIR/lib -lomrpc_stub.a -lomrpc_io