インストール


ソースからのインストール

簡単にソースからインストールする手順は、以下の通りです。

 % ./configure
 % make

rootになり

 % make install

これによって、デフォールトのdirectory (/usr/local/omrpc)にインストール されます。このパスを変える場合には、

 % ./configure --prefix /path/to/install

で変えることができます。 この後で、/path/to/install/binにパスを通してください。


RPMパッケージを利用する場合のインストール

RPMパッケージをインストールするさいには,以下のように行います.
まずrootになり

% rpm -ivh OmniRPC-1.0.rpm

デフォルトでは /usr/local/omrpc にインストールされますので, /usr/local/omrpcにパスを通すようにしてください.

Globusを利用する場合のインストール

Globus Toolkit上で動作させるためには,Globus Toolkitに付属している globus-makefile-header が必要になります. また,OmniRPCでは,pthreadをサポートしたflavorが必要になりますので注意して ください.

 % ./configure --enable-globus

とオプションを指定してください.この時 Globus Toolkitへのパスは ${GLOBUS_LOCATION}の値がとられ,GPTへのパスは${GPT_LOCATION}の値がとら れます.

Globus Toolkitへのパスを指定したい場合には,以下のように指定してください.

n
 % ./configure --enable-globus --with-globusDir=/path/to/globus
GPTへのパスを指定するオプションも近日中にサポートします.

インストールテスト

インストールテストは以下の順番でテストをお願いします.テストは OmniRpc/test のディレクトリへ移動してから行います. 番号のわきに書かれた,ディレクトリに移って作業を行ってください. プログラムテストに問題がある際にはプログラムのオプションで"--debug"を 指定すると詳細なログを出力します.

1. stub_test
ここではstubの生成と,プログラム"local-exec-test"をテストします. サブディレクトリomrpc_stub_testに移り,makeを行います.
 % make
stubのテストをおこないます.
 % local-exec-test

次にstubの登録を行います.登録の際には ${HOME}/.omrpc_registryのディレ クトリを作成してください.

 % mkdir ~/.omrpc_registry
 % make reg_stub
2. exec_test:
リモートでスタブを実行するテストを行います. stubをリモートで実行するAPIである OmniRpcExecRemote, OmniRpcExecCallを テストします. まずmakeを行います.
 % make
OmniRpcExecRemote のAPIをテストします.<stub_directory>は, 1 におい て作成したstubのディレクトリです.このときの<stub_directory>のディ レクトリは絶対パスで表記してください.
 % remote_exec_test1 <host> <stub_directory>
同じようにOmniRpcExecCallをテストします.
 % remote_exec_test2 <host> <stub_directory>
3. call_test:
Remote Procedure CallのAPI(OmniRpcCall, OmniRpcCallByHandle)のテス トを行います. hostfileを作成します.hostfile.xmlを作成するドキュメントを参考にし て下さい.
    ~/.omrpc_registry/hosts.xml
    <OmniRpcConfig>
    <Host name="localhost"/> 
    </OmniRpcConfig>
OmniRpcCall APIのテストです.
    % rcp-call-test1 
OmniRpcCallByHandle APIのテストです.
    % rpc-call-test2 <host>
OmniRpcModuleInit, OmniRpcCall, APIのテストです.
    % rpc-call-test3
OmniRpcAsync, OmniRpcWaitAll APIのテストです.
    % rpc-async-test1
以上でテストが終わります.